今日は、プリント基板CADの話をさせていただきます。

そもそも、「プリント基板」とは??なに??という方もいらっしゃると思いますので、
少しだけ説明させていただきます。

ウィキペディアによると、

オーストリアの発明家パウル・アイスラー(Paul Eisler)が考案した配線手法である。日本においては1936年(昭和11年)に成立した日本初のプリント配線板の特許が起源となる[1]。 集積回路抵抗器コンデンサー等の多数の電子部品を表面に固定し、その部品間を配線で接続することで電子回路を構成する板状またはフィルム状の部品。狭義は部品を含まない基板だけを指すが、広義には基板に電子部品を実装した状態も含む。主に、基材に対して絶縁性のある樹脂を含浸した基板上に、銅箔など導電体で回路(パターン)配線を構成する。いわゆる「プリンテッド・エレクトロニクス」の一種であり、スクリーン印刷フレキソ印刷グラビア印刷インクジェットオフセット印刷など様々な印刷技術が駆使されている。

出典:wikipedia 

だそうです。

簡単に言うと、「電子部品をはんだ付けしている板」ですね。
今更ですが、 ↓ これが実物です。
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以前(なり前)に、KiCad(BRZ4022)のご紹介をしましたが、Ver4にメジャーアップされいます

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上記Ver4.0.1ですが、最新は4.0.4です。

旧バージョンとの違いは色々ありますが、目玉はなんといっても「押しのけ配線」です。

本家の動画です。
1分30秒あたりから見てください。
そこから「押しのけ配線」が始まります。
 
押しのけ配線とは、一旦、緑または赤線(銅線)を配置し、他の線を引くときに押しのけてくれる大変便利な機能です。

旧バージョンの場合では、過去に引いた配線を一旦、手動で、削除するか移動させなければならなかったのですが、新バージョンでは、自動でやってくれる非常使い勝手が良くなりました。